最速の複業マッチング「SOKUDAN」。多様な働き方を実現し、社会の活性化に貢献

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 SOKUDAN(ソクダン)。ホームページを覗くと、「転職マーケットにいないが即戦力人材を最短1日で見つけることができる、最速の複業マッチングプラットフォームです。20代後半~40代前半のIT領域に強いフリーランス・副業人材を中心に、採用担当者様の課題解決のためのサービスを提供しております」と記されている。また「SOKUDANが選ばれる3つの数字」として、「リモート案件92%」「案件の平均稼働日数2.4日/週」「案件の平均収入32.1万円」と訴求されている。

 SOKUDANの運営会社は、CAMELORS(キャメローズ)。現代表の田根靖之(たねやすゆき)氏により、2015年に創業された。
 田根氏を取材した。取材に際して事前に、そのキャリアをフォローした。2002年、学卒と同時に経営コンサルティング会社に就職。その後、カーブスジャパン(女性だけの30分だけのフィットネス)の創業メンバーとして入社。営業マネージャーとして全国展開に従事。09年、楽天に入社。楽天インサイトに出向し執行役員として事業戦略・セールス・マーケティング・新規事業・採用・人事を先頭に立ち担った。そして2015年・・・

田根氏曰く。起業を前提とした修行だった

 田根氏は、「常に起業が頭の中にあった」とした。とりわけそれが頭の中で膨らんだのは、2011年の「東日本大震災」が契機だった。ソフトバンクの孫(正義)氏や楽天の三木谷(浩史)氏が多額の資金を支援しているのを目の当たりにし「単に役立つサービスの提供だけではなく、有事の時に資金提供ができる企業こそ社会に本当に必要だ」と痛感し、「自分もそういう企業を創りたいと思った」と振り返っている。学卒後の歩みの中で「企業とは、経営とは」を実践の中で学んだ。「起業の契機」と断を下したのは、37歳の時だった。

 早々にSOKUDANは、世に登場したのか。「いえ、いえ」と田根氏は、苦笑い。「営業支援や新規事業の業務委託を受け、収益を得ながら2年間ぐらいをかけて40~50の起業のビジネス案をつくり、それぞれについて費用をかけリサーチし、事業案を作り直すということを何度も繰り返した」と正直に吐露した。その上で「一口で言えばキャメローズを創業以来、最も悶々とした時期でした」と、上目遣いに宙を見据えるように語った。

 では、SOKUDANに至った経緯はどんな背景だったのか。
 ITサービスを模索しながら、いくつかの企業から業務委託で仕事を請け負っていた時だった。契約はエージェントと結ぶことが大方で、多額の手数料を取られていた。また仲介する担当者の力量によってミスマッチが多発した。契約締結まで想定以上の時間を要していた。「なんとかこの枠組みから脱却し、もっとスピーディなマッチングができないだろうか」という思いが膨らんでいった。
 そうした積み重なった「苦」が、とどのつまりは「SOKUDAN」を生み出す「創造の母」となった。

 キャピタル業者から2億円の調達に至る道程

  田根氏は「企業が求める技術・サービスを、キャメローズが提供する」という枠組みから、「企業のニーズに対し、技術を有する個人をマッチングするビジネス」に大きく舵を切った。SOKUDANへの転換である。
 まず広範囲に「サービスの提供力」を持つ、フリーランス/副業者の囲い込みに力を注いだ。具体的にはSNSの活用を軸に据えた。常に目をさらにして、反応を示す人(材)を追った。そして「アッ」と思う人にはメッセージを打ち返し、徐々に双方の距離を縮めていった。そうして、企業側に需要のありそうな広範な人材を1000人以上募った。企業が魅力を覚える人材なくしては、SOKUDANの仕様は成り立たないからだ。
 そうした作業を進める一方で、ニーズを覚える企業の門戸を開けていった。SOKUDANはマッチングの自動化/アルゴリズム手法で成り立っている。例えて言えば、株式投資で一度に処理しきれない大口注文をプログラム/システム力で自動取引を可能にしているのと同じだ。結果として約1500社の企業の扉を開けた。

 SOKUDANに転換後は、ことは順調に・・・という問いかけに田根氏は「そうは容易には・・・」とし、「システムの改善・改良に追いかけられ続けた時間でした」と打ち明けた。キャメローズのホームページには、「取引企業数は過去2年間で約500%」という下りがある。過去2年間はどのタイミングを指すのか。
 こんな事実が、それを解き明かしてくれる。キャメローズは昨年、アコードベンチャーズ/きらぼしキャピタルの2社のベンチャーキャピタル(VC)に第三者割当増資を実施。累計2億円の資金調達を行っている。VCは起業家やスタートアップ企業に対し、先々の株式公開を見据え資金投資を行う。「2年間で約500%」は、このタイミングの前後と受け止められる。応じたVCは、こう語っている。

『アコードベンチャーズ』―労働人口の減少加速により、企業における優秀な人材採用機会がますます限定的になる課題に対しSOKUDANが解決手段の1つとなり、日本の成長力向上に貢献する可能性を秘めていると考え、投資をさせていただいた。また、多くの企業で副業解禁となる中、個の挑戦を後押していく役割を担う存在であると感じている。田根さんの陣頭指揮の元、マッチングプロセスの最適化と効率化を丹念に行いつつ、付加サービスや支援機能の充実により、さらにプラットフォーム価値を向上させ、事業を成長させていくことを大いに期待している。
『きらぼしキャピタル』―「多様で柔軟な働き方が普及していく中、企業課題を社内完結する時代から社外プロのスキルも活用する時代に移り変わっており、プロ人材のシェアリングに対する市場ニーズはますます高まっていくと認識します。SOKUDANは高品質・短期間でのマッチング実現が提供価値の一つであり、求人企業と人材の双方に対する貢献度も順調に高まっており、今回の資金調達によりプロダクトの磨き込みが一層進むことを期待しています。
 取材の最後に田根氏に「上場は・・・」と水を向けた。「5-6年を目途に」と返ってきた。