引きこもり、上京、放浪の旅を経て見つけた穏やかな町で、星空と人の心を結ぶ:大野市地域おこし協力隊_望月詩織さん

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大野市に移住するまで

不安定だった子供時代

上京して、少し生きやすくなった

1年後、このままではダメだと思ったので、弱い部分や解決できない問題を自分から切り離して忘れ、引きこもりから脱しました。

少しずつ外に出られるようになり、将来や進路についても考えられるようになりました。母から「進学は、女性一人でも生ていけるように、良い大学に行くか、手に職をつけるかどちらかに」との助言を受けて、当時独学していたWebデザインの専門学校を選択し、東京へ行くことにしました。

東京での生活は、自分には合っていたみたいで、地元で感じていた閉塞感がなくなり、生きやすくなりました。また自分と似た経験をしている人にもたくさん出会えて、「辛かったよね」「生きるのって難しいよね」と分かり合えて、気が楽になりました。みんな何かを抱えていて、間違った選択をすることや人に迷惑をかけしてしまうこともあるけれど、今をできる限り一生懸命生きているんだなと感じて、私も前向きに生きようと思いました。

また高校に通っていた頃、放送部に入っていたのですが、自分が脚本を書き、制作を務めたドラマが、コンクールで何度も入賞できた経験がありました。普段出せない感情や考えを創作に落とし込み昇華できたこと、また部員の仲間やドラマを見た他校の人から温かい言葉をいただけたこともあって、その分野に進みたい気持ちもありました。なので専門学校に通いながら、演劇などの表現に関われる環境に飛び込みました。引きこもっていた反動もあって、学校・バイト・活動と、休みなく動き続けました。
 

変わろうと決めた

毎日自分と向き合い続けた

荷物も連絡先も捨てて放浪の旅へ

滞在先で描いた壁画

暮らしたいと思う場所を見つけた

大野の地下の水の中をイメージして描いた絵

地域の中で私らしく働く

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誰かの心を癒せる場所に

弱さとも一緒に生きていく