人材派遣会社の大手10社売上ランキング比較｜職種別・登録スタッフ数を解説

人材派遣会社に登録する際、売上や登録スタッフ数を基準に選びたいと考える方も多いでしょう。 

大手派遣会社は、中小規模に比べてサポート体制や経験が豊富で、その強みが売上や登録者数にも反映されていることが多いです。

この記事では、国内大手派遣会社の直近の売上数や登録スタッフ数をもとに、おすすめの会社とサービスの特徴を紹介します。

会社の事業規模や安定性を重視して派遣会社を選びたい方は、きっと役立つ情報になるはずです。ぜひご覧ください。

【職種別】おすすめの大手人材派遣会社TOP3

こちらは本ページ紹介の職種別のおすすめ派遣会社の早見表です。

信頼と実績を持つ大手派遣会社であり、「高時給」「求人数が豊富」「専任担当者のサポートが手厚い」といった特徴があります。

派遣会社の求人が探せるおすすめ求人サイト【３選】

希望条件の派遣求人を一括で探したい方は以下の求人サイトがおすすめです。上記の派遣会社と併用してみてください。

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人材派遣大手10社の売上ランキング比較

はじめに、人材派遣大手10社について、売上ランキング順に見ていきましょう。

なお、本ランキングは公式サイト等で人材派遣に関わる事業の年間売上が確認できたもののみ掲載しています。

また、一部の会社では事業内に人材派遣以外の業務が含まれており、その場合は推定値として人材派遣に関わる売上を計上していますのでご注意ください。

※各会社のより詳しい売上情報を確認したい方は、それぞれの「売上情報の参照元」URLをご確認ください。

1位：リクルートホールディングス（リクルートスタッフィングなど）

売上情報の参照元：決算資料

売上ランキング1位は、国内の人材サービス最大手の「リクルートホールディングス」。

人材派遣サービスとしては、リクルートスタッフィングが有名です。

同社は国内だけでなく海外の人材派遣サービスでも大きな売上を出しており、その結果2位のパーソルホールディングスを大きく引き離しての結果となりました。

運営会社の実績と安定性で選ぶなら、文句なしのNo1の派遣会社です。

2位：パーソルホールディングス（パーソルテンプスタッフなど）

売上情報の参照元：決算資料

人材派遣大手10社の売上ランキングの第2位に就いたのは、パーソルテンプスタッフやパーソルクロステクノロジーなどの派遣サービスを手掛ける「パーソルホールディングス」です。

パーソルテンプスタッフの2023年10月の調査によると、同サービスの登録スタッフ数は約130万人。

国内の拠点数は523拠点（2024年2月時点）と、売上のみならず利用者、拠点数ともにトップクラスの派遣会社です。

3位：株式会社アウトソーシング

売上情報の参照元：決算資料

売上第3位は、「株式会社アウトソーシング」。主に製造業関連の技術職・エンジニア求人を取り扱う派遣会社です。

国内60以上の拠点を持ち、登録・契約した際は「無期雇用派遣」として、全国の製造メーカーやIT企業に派遣され、勤務します。

無料で受講できる研修ラインナップが充実していること、住宅補助・資格補助の福利厚生が充実で、派遣スタッフから高い評価を勝ち得ています。

4位：株式会社スタッフサービス・ホールディングス（スタッフサービスなど）

売上情報の参照元：決算資料

4位にランクインしたのは、スタッフサービスやスタッフサービス・メディカル、エンジニアガイドなどの派遣サービスを運営する「株式会社スタッフサービス・ホールディングス」。

同社は常時15万件以上の求人を保有しており、国内に約140の拠点（2024年4月時点）、登録スタッフ数は約120万人います（2024年3月時点）。

テンプスタッフと並んで、利用者の多い派遣会社です。

5位：株式会社パソナグループ

売上情報の参照元：決算資料

売上第5位は、パソナの名で知られる「株式会社パソナグループ」。

全都道府県に拠点（国内65拠点  2024年5月現在）があり、対面でのサポート品質に定評のある派遣会社です。

1976年創業の45年以上の運用実績を持ち、デスクワーク系を中心に、幅広い職種を取り扱っています。

福利厚生も充実しており、1,600種類の講座から選べるeラーニングや専属キャリアコーチ体制など、キャリアアップのための制度が整っています。

6位：株式会社ワールドホールディングス

売上情報の参照元：決算資料

続いては、ワールドインテックなどの派遣会社を子会社に持つ「株式会社ワールドホールディングス」。売上第6位にランクインされました。

同社は製造業・工場系の派遣求人を主に扱い、全国に51の拠点があります（2024年5月現在）。

初心者向けの求人が多く、未経験者でも仕事を見つけやすいのが同社のメリットのひとつです。

7位：テクノプロ・ホールディングス株式会社（テクノプロやテクノブレーンなど）

売上情報の参照元：決算資料

7位にランクインした「テクノプロ・ホールディングス株式会社」は、テクノプロやテクノブレーンの人材サービスを運営する会社です。

エンジニア系の求人紹介を得意とし、派遣スタッフとして働く際は「無期雇用派遣」として、期間の定めなく働けます。

テクノプロ・ホールディングスで働く派遣スタッフからは、福利厚生の充実を評価する声が多く見られます。

8位：株式会社オープンアップグループ （オープンアップテクノロジーなど）

売上情報の参照元：決算資料

売上8位の「株式会社オープンアップグループ」は、オープンアップテクノロジーや日本アクシス、ビーネックステクノロジーズ、夢真などの派遣会社を子会社に持つグループ企業です。

業界ごとに専門の会社を持ち、幅広い業種・職種求人に対応できるのが同社の強みです。

また、未経験からエンジニアへのキャリアチェンジ支援も積極的に行っており、2024年現在では2万人以上のエンジニアがオープンアップグループで働いています。

9位：ＵＴグループ株式会社（UTコネクトやUTエイムなど）

売上情報の参照元：決算資料

売上第9位は、UTコネクトやUTエイムなどの派遣会社を子会社に持つ「UTグループ株式会社」です。

主に製造業関連の技術職・エンジニアの求人を取り扱い、国内に60以上拠点があります。

同グループでは派遣スタッフのキャリアアップを支援する制度が充実しており、また、製造オペレータからエンジニア職へのキャリアチェンジや、顧客企業への転職支援などへの支援も手厚いといいます。

10位：株式会社メイテックグループホールディングス

売上情報の参照元：決算資料

10位にランクインしたのは、製造系エンジニアの求人を主に扱う「株式会社メイテックグループホールディングス」。東海エリアの企業とのリレーションに強みがあります。

同社の特徴として挙げられるのは、大手メーカーとの取引実績が豊富なこと、そして技術者のスキルアップやキャリア形成を支援する研修制度が充実していることです。

エンジニアとしてスキルアップ志向を大事にしていきたい人におすすめの派遣会社です。

長期で働きたい方向けの総合人材派遣会社大手 おすすめTOP３

売上別の派遣会社ランキングのTOP10まで紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

そこで、この章ではおすすめの派遣会社を職種・業種別のランキング形式で紹介していきます。

参考になった方もいれば、「売上だけでは、その会社の良し悪しや自分に合っているかが分かりづらい」と感じた方もいるかもしれませんね。

派遣社員として働く領域が定まっている際は、領域の近いランキングを優先して参考にしてください。

1位：パソナ

『パソナ』は、1976年創業の45年以上の運用実績を持つ大手派遣会社です。

ネームバリューも高く、派遣で働く人にとってはよく知ってい入る派遣会社かもしれません。

大手企業や官公庁などの求人を多数取り扱っており、これらの職場でのお仕事を経験してみたい方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

2位：ランスタッド

『ランスタッド』は、オランダを拠点とする外資系の大手派遣会社です。

来社登録とWeb登録の2つの登録方法があり、さまざな職種の単発・短期の求人案件が幅広く用意されています。

さらに日払いも可能ですので、自分の働き方にあったお仕事を探してみましょう。

3位：テンプスタッフ

『テンプスタッフ』は、国内大手人材サービス企業「パーソルグループ」が運営する派遣会社です。

大手派遣会社ならではの求人数・拠点数の多さ、そして長年の運営で整ったサービス体制が同社の強みです。

デスクワーク系のお仕事を希望する場合、特に見つけやすいかもしれません。

短期/単発バイト専門の派遣会社大手 おすすめTOP３

こちらは短期/単発バイト専門の大手派遣会社です。給料の日払いや好きな時間に働けるメリットがあります。

1位：ネクストレベル

ネクストレベル

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『ネクストレベル』は、大阪に本社を構える、単発・短期バイトに特化した派遣会社です。

ウェブ登録だけですぐに仕事が始められ、最短翌日払いもできます。

お仕事の案件も豊富なので、早くお仕事を始めたい方は一度チェックしてみましょう。

2位：エントリー

『エントリー』は、イベントスタッフや物流・軽作業関連の仕事を提供している単発バイト派遣会社です。

ウェブ上での登録を完了することで、すぐに仕事を始めることができます。

また、日払いにも対応しており、振込申請をすると24時間以内に指定の銀行口座に給料が入金されます。

3位：トップスポット

『トップスポット』は、フルキャストグループの短期・単発バイト派遣会社です。

オフィスへの来社登録は不要で、ウェブ上での登録だけで求人に応募でき、さらに給料は翌日払いも可能です。

工場・製造業専門の派遣会社大手 おすすめTOP３

こちらは工場・製造業専門の派遣会社大手です。寮費無料や高収入、給料前払いできる派遣会社です。

1位：日総工産

『日総工産』は、製造系総合求人サイト『工場求人ナビ』も運営している全国の製造系求人を豊富に持つ大手派遣会社です。

トヨタ自動車やホンダなどの自動車メーカーの求人紹介に強く、未経験からでも大手企業で働くチャンスがあります。

派遣としての「入社のしやすさ（選考の通りやすさ）」もあり、製造業としてキャリアを積む際の選択肢の一つとして検討する人が多いです。

興味がある場合は工場求人ナビを利用してみるのがおススメです。希望の求人が見つかるかもしれません。

2位：UTグループ

『UTグループ』は、製造業や事務職を中心に、無期雇用派遣を専門とする人材派遣会社です。

2007年に設立され、全国に46拠点を展開しています。

「大手の残業の少ない派遣先で働きたい」「無期雇用派遣で働きたい」という方にはおススメです。。

3位：アウトソーシンググループ

『アウトソーシンググループ』は、製造業に特化した人材派遣を中心に行っている会社で、グループ会社にアウトソーシングテクノロジーや共同エンジニアリング株式会社などがあります。

工場系のお仕事は、アウトソーシンググループが運営している『はららくヨロコビ』『期間工.jp』で探せます。

寮付の求人などもありますので、気になる場合はチェックしてみましょう。

施工管理/CADの派遣会社大手 おすすめTOP３

こちらは施工管理/CADを専門に扱っている大手派遣会社です。

1位：夢真

『夢真』は、主に施工管理とCADオペレーターなどの職種を取り扱う、建設業界に特化した派遣会社です。

10か所の拠点があるので、地方の求人も豊富に有しているため、地元でのお仕事を探してみるのもいいかもしれません。

2位：共同エンジニアリング

『共同エンジニアリング』は、施工管理やCADオペレーターがメインの建設・土木の技術系を扱う人材派遣会社です。

共同エンジニアリングは、東証一部上場のアウトソーシンググループに属しているため、安心感もあります。

建設・土木の技術系の求人を探している場合は、おススメです。

3位：ウィルオブ・コンストラクション

『ウィルオブ・コンストラクション』は、建設技術者専門の人材サービス企業です。

施工管理技士の派遣・転職支援に特化したサービスを行っており、未経験から施工管理を目指すことができます。

研修制度も充実しているので、興味がある方はチェックしてみましょう。

IT/製造業エンジニアの派遣会社大手 おすすめTOP３

こちらはIT/製造業エンジニアの大手の人気派遣会社です。

1位：パーソルクロステクノロジー

『パーソルクロステクノロジー』は、大手人材会社パーソルのグループ企業が運営するエンジニア向けの人材派遣サービスです。

雇用形態は、「登録型派遣」「無期雇用派遣」「紹介予定派遣」「受託（契約社員）」があります。

スキルや特技を活かしてIT・機電のエンジニアの仕事を探したい方にはおススメです。

2位：ラクスパートナーズ

『ラクスパートナーズ』は、ITエンジニア専門の派遣会社で、東証プライム上場ラクスグループ企業です。

未経験からでも入社可能で、Webアプリケーション開発、IT基盤構築・設計、機械学習アルゴリズムの構築などを得意とするエンジニアを育成し派遣しています。

3位：テクノプロ

『テクノプロ』は、ソリューションサービス、技術者派遣、技術者育成を事業内容とし、開発エンジニアやインフラエンジニアを中心に多様な求人を取り扱っているエンジニア向けの大手技術派遣会社です。

雇用形態は、テクノプロのクライアント企業に出向して勤務する「無期雇用派遣」として採用されます。

介護職の派遣会社大手 おすすめTOP３

こちらは、介護職の仕事を専門に扱っている大手派遣会社です。

1位：レバウェル介護派遣

『レバウェル介護派遣』は、レバレジーズメディカルケア株式会社が運営する介護業界に特化した派遣サービスです。

月払い、週払い、日払いと給料の選択が可能で、福利厚生も充実しています。

自分の働きやすい条件での介護職を探すならおススメですよ。

2位：介護ワーカー

『介護ワーカー』は、全国の介護職向け派遣会社のなかでも特に求人数が豊富なサービスです。

有料老人ホーム、特別養護老人ホーム（特養）、デイサービスといった主な介護施設のほか、デイケアや小規模多機能、地域包括センターなど他のサービスでは見つけにくい施設求人も豊富に取り揃えています。

「なるべく多くの求人をチェックしたい」「年収アップを目指したい」人に、おすすめのサービスですよ。

3位：かいご畑

『かいご畑』は、介護職未経験者から1～3年の実務経験者向けの派遣会社です。

全国で17の拠点があり、特に未経験・無資格の人の就職・転職支援に強みがあります。

同サービスの主な特徴は、働きながら実務者研修などの資格取得ができる「キャリアアップ応援制度」があることです。

サービスを利用している派遣社員の人で、キャリアアップ応援制度を使用して資格取得を目指しながら働いている人が多く見られます。

看護職の派遣会社大手 おすすめTOP３

こちらは、看護職の仕事を専門に扱っている大手派遣会社です。

1位：レバウェル看護派遣

『レバウェル看護派遣』(旧：看護のお仕事派遣)は、看護師の派遣に特化した派遣会社でレバレジーズメディカルケア株式会社が運営しています。

就業後の残業や賃金などの相談にも対応してくれる手厚いサポートが魅力のひとつで、看護系の派遣求人を探している方におススメです。

登録後はLINEで求人を紹介してもらえるなど気軽にお仕事探しができますよ。

2位：MCナースネット

『MCナースネット』は、正社員の転職相談から単発のお仕事まで紹介してくれる看護系求人サイトです。

資格保有者や看護お仕事に復帰したい方はもちろん、無資格・未経験でのお仕事も探せるので、看護系のお仕事を始めたい方にはおススメです。

3位：ナースパワー

『ナースパワー』は、資格保有者限定の看護師転職・派遣サイトで、その歴史は30年以上となり長年の実績があります。

派遣や単発など様々な求人があり、多様な働き方を提供してくれるので、希望条件に合う求人が見つかるかもしれません。

中でも、短期のお仕事で住居提供などをしてくれるナースパワー独自のサポートシステム「応援ナース」が魅力的です。

看護の資格と経験を活かしてお仕事を探したい際には役立つサイトと言えるでしょう。

保育士の派遣会社大手 おすすめTOP３

こちらは、保育士の仕事を専門に扱っている派遣会社大手です。

1位：保育士ワーカー

『保育士ワーカー』は、保育士や幼稚園教諭などの保育系の求人を紹介してくれる転職サービスです。

応募したい求人元の詳細な情報をキャリアアドバイザーに確認でき、応募の際に自分に合っているかの判断にも大きく役に立ちます。

非公開求人も多く扱っているため、希望条件でのお仕事が見つかるかもしれません。

資格保有者だけでなく、無資格・未経験でも登録できますし、求人もありますので、興味があればチェックしてみましょう。

2位：ヒトシア保育

『ヒトシア保育』は、株式会社ネオキャリアが運営している保育士に特化した転職サイトです。

保育士就職・転職フェアなども各地で開催されているため、機会があれば参加してみるのもありですね。

資格の有無は問わず登録でき、地域専属のスタッフが求職活動をサポートしてくれます。

3位：ほいく畑

『ほいく畑』は、株式会社ニッソーネットが運営している保育士転職サービスです。

厚生労働大臣から認可を受けているので安心して利用できますね。

無資格・未経験・ブランクありでもOKの求人や非公開求人も多数ありますので、希望の求人を探してみましょう。

保育士の専門知識を持ったアドバイザーもフォローしてくれるので心強いですよ。

給与日払いサービスもあるので、日払いを希望する方にはおススメの転職サービスです。

派遣会社の求人が探せるおすすめ求人サイト３選

こちらは、さまざまな派遣会社の求人を一括で探せる求人サイトです。

エン派遣

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『エン派遣』は、エン・ジャパンが運営している全国の求人情報サイトです。

求人数も多く、幅広い職種を掲載しているので、希望のお仕事を見つけられるかもしれません。

ラコット

派遣・バイトはラコット 隙間バイト 高校生・大学生のバイトに

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『ラコット』は、複数サイトの求人がまとめて検索できる求人サイトです。

30以上の求人サイトからの求人情報を一括で検索できるため、求人検索時の手間を削減できます。

リクナビ派遣

『リクナビ派遣』は、大手であるリクルートが運営する人材派遣・人材派遣会社の求人情報サイトです。

検索もしやすく、またエントリーシートは作成したら保存できるので、応募先毎に何度も作る必要がありません。

転職活動をしたい、派遣で働きたい、希望の条件で求人を探したい、という方におススメです。

やめた方がいいブラックな悪質人材派遣会社の特徴

ここまで紹介した派遣会社はいずれも大手の実績のある会社ですが、このほかの派遣会社について気になっている人もいるでしょう。

その際に注意したいのは、残業が多い・業務内容が整備されていないなどのブラックな派遣会社に登録してしまうことです。

ブラックな人材派遣会社は、以下の傾向が見られることが多いです。丁寧に会社チェックをすることで見極められることも多いので、ぜひ参考にしてください。
　

ブラックな派遣会社の特徴

ブラックな派遣会社の特徴①　「有休が取りづらい」という声が多い

小さな派遣会社の代表の方に連絡した際のお話です。

依頼者の方の有給を使用できないか伺ったところ、

代表「残数が分からない。有給も使わせたことがないから確認の方法がわからない。使わせ方もわからない。」
モ「では人事か総務の方に確認いただいてもよろしいでしょうか？」…

— 退職代行モームリ (@momuri0201) September 12, 2024

派遣をし始めた時、父が亡くなって慶弔休暇がなくてビックリした。有給発生までの半年だって身内亡くなることあるだろ…

— 葉隠 (@alnair_2) September 11, 2024

有給休暇の取得のしやすさは、派遣会社の質を判断する重要な指標の一つです。

「有休が取得しやすい」職場とは、業務内容があらかじめ定めた計画から大きな変動なく進められていることの表れでもあるからです。

逆に、「有休を取得しづらい」という職場は、業務整理が不明確であったり、不定期のタイミングで仕事が忙しくなるケースがあることを示しています。

また、有休が取りづらいという声が多い場合は、労働者の権利が適切に守られていない可能性もあります。

有休の取得のしやすさは、「転職会議」や「エンゲージ 会社の評判」などの企業口コミサイトで、実際に働いている人や過去に働いていた人の声から確認が可能です。

主な企業口コミサイト

ブラックな派遣会社の特徴②　窓口担当の対応が悪い

CMバンバン流してる大手の派遣会社やのに、電話対応がよろしくない時ってすごくモヤモヤする…。でも窓口の人も派遣社員ということもあるし、個々のスキルなんかな。
勉強になるし、選ぶ基準にもなったから感謝。

— 桜猫 (@ichigoore_qoo) May 22, 2024

なんで派遣の登録とかって、電話窓口圧強めのおばさんばっかなんだろ…
あきらか一つ目のが楽なのにうざ…まじミスった…

— ぴょん (@sapppppyon) November 20, 2023

「窓口や担当スタッフの対応が悪い」という評判の多い派遣会社も、避けておくべきでしょう。

こうした評判が多く挙がる派遣会社は、派遣スタッフを大切にする意識が低い可能性があるからです。

この傾向を確認する際は、電話での問い合わせの際や初回面談の際に、実際にあなた自身が対応を確認して、気になるかどうかチェックすることをおすすめします。

前項で紹介した企業口コミサイトでも確認可能ですが、口コミサイトにはネガティブな評判が集まりやすいため、その特性も加味して評価の判断をするのが大切です。

目安として、窓口や担当者の対応に対する「良い評判：悪い評判」の割合で、悪い評判が50%以上の会社は、注意しておくとよいでしょう。

ブラックな派遣会社の特徴③　派遣先に大手企業がほとんどない

派遣先、西新宿の大手企業だから、環境はマシかな？とは思う。
変な中小企業やベンチャーの方が、糞社員率高いからね。

— こか😼 (@tamutamuloveks) August 30, 2024

大手ホワイトと中小の仕事、業務量も責任の差もエグいよな…
やっぱ大手がいい

— はきだめ@続々底辺ゴミ派遣 (@9r_zse) September 9, 2024

派遣先企業の規模や知名度は、派遣会社の信頼性や実力を反映することが多いです。

大手企業は通常、派遣会社の選定に厳しい基準を設けています。

そのため、大手企業との取引がほとんどない派遣会社は、その基準を満たしていない可能性があるというわけです。

つまり、「大手企業の求人が一社もない」というような派遣会社は、派遣社員の労働環境や待遇に一部問題がある可能性を示唆しているかもしれません。

中小より大手派遣会社のほうが働きやすい？

派遣会社選びの際に、「中小規模の派遣会社よりも大手を選んだ方がイイだろうか…」と悩んでいる方もいるでしょう。

一般的に、大手派遣会社のほうが中小派遣会社よりも働きやすい傾向にあります。

それは、主に以下の理由があるからです。

理由①　求人数の多さ

大手派遣会社は、多くの取引先企業を持っており、そのため求人の選択肢が非常に豊富です。

特に、希望の業界や分野で働きたい場合は、大手派遣会社を利用することで、より条件に合った求人に出会える可能性を高められます。

理由②　安定性と信頼性がある

大手派遣会社は、中小の派遣会社と比べて経営基盤が安定していることが殆どで、給与の支払いや福利厚生の提供においても信頼性が高いです。

また、労働法やコンプライアンスにもしっかりと対応している企業は中小よりも大手企業に多い傾向があり、適切な契約条件や職場環境を守る姿勢が顕著であることが多いです。

理由③　福利厚生・研修制度が充実

大手派遣会社は、各種社会保険や福利厚生制度がしっかり用意されていることが多いです。

そのほか、研修制度やキャリア支援プログラムも充実しており、派遣社員として働きながらスキルアップを目指しやすい環境といえます。

理由④ 優良企業の求人が多い

先にお伝えしたとおり、大手派遣会社は、大手企業や有名企業との取引が多い傾向にあります。

企業規模は、社員の受け入れ体制や業務内容の整理状況と関係していることが多く、良質な職場環境で働ける可能性を高められます。

また、これらの企業での業務経験は、自身の経歴にも活かせます。

ただし、当然ながら一概に全ての大手が良いとは限りません。また、中小派遣会社でも優良な会社は存在します。

派遣会社を選ぶ際は、企業口コミサイトの評判や、説明会や相談会を実際に受けてみての感想などを総合的に見て、判断することが大切です。

派遣会社で働くメリット

続いては、派遣会社で派遣社員として働くメリットについて見ていきましょう。

契約時の条件によっても変わりますが、派遣社員の働き方のメリットの主なものは以下の3点です。

派遣社員の働き方の主なメリット

メリット①　ライフスタイルに合わせて働ける柔軟性

派遣社員は勤務地や勤務時間、日数を自分のライフスタイルに合わせて選択できます。

例えば、「週に3日働きたい」、「1日6時間の短時間勤務にしたい」などの希望にあわせて仕事選びが可能です。

ただし、フルタイム勤務を希望する職場もあるため、すべての派遣先で勤務時間、日数を調整できるわけではない点に注意しましょう。

メリット②　様々な職場経験を積める

派遣社員として働くことで、特定の業界に縛られずに多様な職場で仕事ができ、幅広いスキルを身につけることが可能です。

異なる業務環境や企業文化を経験することで、自分の適性や将来のキャリアの方向性をより深く考えられるようになります。

メリット③　派遣会社のサポートが受けられる

派遣会社では、キャリアコーディネーターや営業担当が、あなたの希望や適性に合った仕事を探してくれます。

また、入職後に万一トラブルがあった際の対応や、スキルアップのサポートも提供してくれます。

また、研修や資格取得支援といったスキルアップの機会も提供されるため、働きながらキャリアアップすることも可能です。

派遣会社で働くデメリット

続いては、派遣会社の派遣社員として働くデメリットについても見ていきましょう。

特に現在正社員として働いている人は、以下に挙げたデメリット面によく注意して、派遣社員へのキャリアチェンジの判断をしてください。

派遣社員の働き方の主なデメリット

デメリット①　雇用の安定性が低い

派遣社員は、企業と直接雇用契約を結ぶ正社員とは異なり、派遣会社との契約に基づいて企業で働くため、雇用の安定性が低い傾向にあります。

また、契約期間が満了すると、契約更新されない限り雇用が終了します。

景気の影響を受けやすく、業績が悪化すると契約更新が難しくなったり、契約期間が短縮されたりするリスクがあります。

そのほか、プロジェクト単位で雇用される場合も多く、プロジェクトが終了すると次の仕事が見つかるまで「待機期間」が発生する可能性もあります。

デメリット②　福利厚生が限られていることがある

派遣社員は、正社員と比べて福利厚生が限定的であることがあります。

派遣会社によっては、正社員同等の福利厚生を提供しているところもありますが、住宅手当や退職金など、正社員と同等の福利厚生を受けられないケースも少なくありません。

また、昇給や昇進の機会も正社員に比べて限られており、長期的なキャリア形成を考えた場合、正社員と比べて不利になる可能性があります。

デメリット③　キャリアアップの機会が限られる

派遣社員は、専門性の高い業務や責任の重い業務を任される機会が少なく、キャリアアップの機会が限られる傾向があります。

また、派遣先企業での評価が派遣会社での評価に直接つながるとは限らず、キャリアアップに反映されない場合もあります。

派遣社員から正社員への登用制度がある企業もありますが、難易度は相応に高いです。

派遣会社で受けられる主な福利厚生

派遣会社で受けられる福利厚生は、主に以下があります。

多くの派遣会社で用意されている福利厚生

以下に紹介する福利厚生は、多くの派遣会社で用意されています。

※パートタイムで働く際は、対象外となる福利厚生もあります。

派遣会社によって実施のあるなしや対応範囲が異なる福利厚生

以下に紹介する福利厚生は、派遣会社によって実施のあるなしや範囲の広さなどが異なるものです。

多くの派遣会社では、公式サイト上に対応する福利厚生について記載がありますので、チェックしておきましょう。

これらの福利厚生は派遣会社によって異なり、すべての項目が提供されるわけではないことにご注意ください。

また、一定の勤務条件を満たす必要がある場合もあります。

派遣社員として働く際は、具体的にどのような福利厚生が利用できるか、事前に確認することをおすすめします。

派遣会社の登録方法

最後に、派遣会社の登録から就業までの流れを見ていきましょう。

①派遣会社に登録する

はじめに、派遣会社への登録を済ませます。

登録は、PCまたはスマホを利用してのWEB上で行えます。

実際に登録してみないとわからないこともありますので、試しに複数登録をして、求人の豊富さや担当者とのコミュニケーションの取りやすさで利用する会社を絞り込んでいくとよいでしょう。

②担当者から求人紹介を受ける

派遣会社に登録後は、担当者との面談や説明会およびお仕事紹介があります。

派遣会社によっては、簡単なスキルテストが実施されることもあります。

その後、担当者から求人の紹介を受けます。

③職場見学・顔合わせ

希望条件に合致する求人が見つかったら、派遣会社の担当者に職場見学・顔合わせのスケジュールを依頼します。

職場見学・顔合わせでは、派遣候補企業の担当者都の面談を通して、詳しい仕事内容や職場の雰囲気を教えてもらえます。

④仕事決定・雇用契約締結

職場見学・顔合わせ後にあなたと派遣先企業双方で合意があった後、派遣会社と雇用契約を締結します。

その後、派遣社員としてのお仕事がスタートします。

まとめ

この記事では、国内大手派遣会社の売上ランキングと、各社の特徴を紹介しました。

ランキング上位の企業は、豊富な求人数や充実したサポート体制、安定した経営基盤などが魅力です。

派遣会社を選ぶ際には、大手・中小に関わらず、企業口コミサイトなどを参考に、自分に合った会社を見つけることが重要です。

派遣社員として働くメリット・デメリットも理解した上で、柔軟な働き方やスキルアップの機会を活かして、充実したキャリアを築きましょう。