スーパーの青果バイトはきつい？仕事内容・向いている人を解説

「近所のスーパーで、青果コーナーのバイトを募集している…。青果コーナーってどんな仕事があるんだろう？」──このような理由などで、スーパーの青果バイトについて調べようとしていませんか。

この記事では、スーパーの青果バイトにチャレンジしようとしている人に向けて、仕事内容、向いている人の特徴、実際の評判を詳しく解説しています。

記事を読めば、スーパーの青果バイトを目指すべきかの判断がしっかりできるはずです。ぜひご覧ください。

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スーパーの青果バイトの仕事内容

パック詰め・品出し・値付け

スーパーの青果バイトの基本業務といえば、「パック詰め・品出し・値付け」です。

それぞれの業務内容は、以下のとおりです。

青果バイトを始めた際は、まずこれらの仕事から覚えることになるでしょう。

野菜や果物のカット（加工）

続いて青果バイトのメイン業務となるのが、「野菜や果物のカット」です。

例えば、以下の商品のカット・加工をおこないます。

最近では、果物をあらかじめ切り分けて店頭に出す「カットフルーツ」が人気です。

包丁を使っての作業になりますので、包丁さばきは事前に練習しておくとよいでしょう。

鮮度チェック

青果の鮮度チェックを行い、劣化したり傷んだりした商品を適宜除去するのも、青果バイトの仕事です。

青果コーナーの商品の鮮度の高さは、そのお店の評価・評判に直結する重要な要素ですので、精度の高いチェックが求められます。

棚の整理整頓・掃除

商品がきちんと整列され見やすくなるように棚の整理整頓やディスプレイ業務をおこないます。

また、清潔な状態を保つための棚・作業台の掃除も青果バイトの大事な業務です。

お客様対応

レジバイト程ではないにせよ、青果バイトもお客様対応の機会があります。

具体的には、商品の場所の案内、そのほか果物の食べごろや食べ方に関する質問をされることもあります。

スーパーの青果バイトはきつい？

スーパーの青果バイトは、経験者からは「慣れれば楽」「それほどきつくない」という意見がが多いです。

ですが、どの仕事においても慣れるまでは相応の苦労が伴うものです。

スーパーの青果バイトの大変な部分と楽な部分について、それぞれ見ていきましょう。

スーパーの青果バイトの大変な部分

鮮度チェック・品質管理の責任が重い

スーパーの青果バイトにおいて、鮮度チェックと品質管理の役割は非常に重要です。

青果物にとって鮮度は命であり、その鮮度を保つための厳格なチェックが必要とされます。

もし傷んだ商品が売り場に出てしまうと、それを購入したお客様からクレームが発生することもあるでしょう。

そして特に重大なリスクは、傷んだ食品を消費することがお客様の健康を損なうことです。

重い荷物の持ち運びがある

スーパーの青果バイトは段ボールに詰まった野菜や果物を持ち運ぶ機会がふんだんにあり、この作業が「きつい」「腰に来る」と話す経験者は多いです。

そのため、足腰の弱い人や重いものを持つのが苦手な人にはあまりおすすめできません。

ピークタイムのお客様対応

スーパーが混雑する時間帯は、午前中の11時～12時、午後は4時～6時です（※店舗によって変わる場合もあります）。

これら時間帯はお客様からの質問やリクエストが重なりやすく、短い時間に複数の対応をしなければならないことがあります。

お客様対応は、基本迅速な回答と問題解決が求められますので、ピークタイムの忙しさにストレスを感じることもあるでしょう。

スーパーの青果バイトの楽な部分

接客がそれほど多くない

スーパーの青果バイトでは、レジ業務などの直接的な接客が比較的少ない傾向にあります。

そのため、接客が苦手な人にとっては仕事の取り組みやすさを感じられるでしょう。

一方で、スーパーによっては青果バイトにもレジ対応を求める職場もあります。

また、青果バイトでもお客様から問い合わせを受けることはふんだんにありますので、「接客自体はある」ことは認識しておきましょう。

基本的に単純作業が多い

スーパーの青果バイトの仕事は、パック詰めや品出し、商品の整理など、基本はルーティンワークが中心です。

これらの作業は一度覚えてしまえば一定のリズムでこなせるため、仕事に慣れるとスムーズにおこなえるようになるでしょう。

シフトの融通が利きやすい

他のバイト職種と比べて、スーパーの青果バイトは「シフトの融通が利きやすい」といいます。

これは、スーパーのスタッフはアルバイト・パートの割合が高く、店舗側で主婦・学生・フリーターそれぞれに適したシフトのパターンを用意しているケースが多いからです。

シフトの融通の利きやすさは、職場のスタッフの数によっても変わります（一般的に、スタッフの多い職場の方がシフトの融通が利きやすいです）。

スーパーの青果バイトあるある3選

ここまでの内容で、スーパーの仕事内容についてイメージが大分ついてきたのではないでしょうか。

続いては、「スーパーのバイトあるある」について見ていきましょう。

スーパーの青果バイトあるある① カットが必要な青果が多い時期は憂鬱になる

スイカが始まるとぐったりする。スイカのカットは手間がかかるから。ブロックやスライスなどひと手間かかる加工ばかり。しかも産地や期限の表示に気を使うし、おまけに「味が良くない」等のクレームもw
スーパーの青果担当あるある。

— よしだたかこ 骨折からの社会復帰 (@takachan1015) March 16, 2021

スーパーの青果バイトの業務のひとつ「野菜・果物のカット」は、時期によってその作業量が変わります。

上のコメントにもあるとおり、スイカやパイナップルの販売シーズンでは「加工にひと手間かかる」ことから敬遠するバイトスタッフも多いようです。

カット業務については、そのほか「カボチャのカットが、固くて大変」などの声も見られました。

スーパーの青果バイトあるある② 青果に虫が混入していることがある

自分は学生時代、スーパーでバイトしてて青果部門だったから野菜に付いた虫は嫌という程、見てきたぞ(*´罒`*)

— たかかず (@digidoggigacat) June 7, 2017

「虫が苦手」という人は、スーパーの青果バイトに向かないでしょう。

なぜなら、上のコメントにあるとおり青果に虫がついた状態で運送されるケースは少なくないからです。

なかには、「レタスに小さいカエルがついていた」というケースも。

このように、野菜・果物から虫などを除去する作業は、スーパーの青果バイトが必ずおこなう作業になります。

スーパーの青果バイトあるある③ 段ボールをつぶす作業が得意になる

2.学生時代、スーパーの青果部門で働いてたので、段箱潰すのが早い&高く積み上げるのが得意なんだけど、使う機会の少ない特技である…。荷物発送するときに貰う段ボールは、2リットルボトル入ってたやつがおすすめ。野菜関係は、あんまり作りが強くない・留金具が引っかかる・土埃などで汚れがち

— 清水　5/5東7K20a (@shimizuakila) October 3, 2018

スーパーの青果コーナーに並ぶ野菜や果物は、段ボールに入った状態で搬送されますので、青果バイトは毎日多くの段ボールをつぶす作業をおこないます。

結果、上のコメントにあるとおり「段ボールを早くつぶせるようになる」といいます。

コメントでは「使う機会の少ない特技」とありますが、家電の購入時や引越しの際に手際よく段ボールを畳んでいくあなたに、パートナーや家族は驚きと羨望の目を向けるかもしれません。

スーパーの青果バイトはイジメがある？

スーパーの青果バイトについてネット上で調べていて、「職場でイジメを受けた」といった体験談が複数見つかったという人もいるでしょう。

その際に「スーパーの青果バイトはイジメが多いかもしれない」と、気になった人もいるかもしれません。

ですが、スーパーの青果バイトに限らず、職場におけるいじめの有無は、その職場環境や働くスタッフの性格などに大きく関わります。

イジメに対する数件の体験があったからといって、「スーパーの青果バイトではイジメが多い」と判断すべきではないでしょう。

もしスーパーの青果バイトで働く際に「イジメの有無」を事前に確認したいという場合は、応募予定のスーパーに何度か足を運び、そこで働く人たちの様子を観察するとよいでしょう。

特に店員同士で話している様子を見ると、その職場の雰囲気や人間関係へのイメージが付きやすいです。

スーパーの青果バイトは高校生もOK？

スーパーの青果バイトの求人は「高校生可」としているケースが多いです。

バイト求人サイト「バイトル」では、関東エリアの「スーバー・業務スーパー」の求人約9,000件のうち、その4割近くが「高校生歓迎」となっています。

ただし、食品を取り扱う仕事になりますので、清潔感のない人は採用されるケースはまずないでしょう。

一方で、野菜・果物の加工作業があるため、料理が得意な人や包丁さばきに自信のある人は優遇される可能性があります。

スーパーの青果バイトが向いている人は？

料理が好きな人 / 主婦目線で青果を見れる人

料理が好きな人や主婦（主夫）の目線で青果を見ることができる人は、スーパーの青果バイトに向いているでしょう。

お客様から質問をされた時に一次回答で適切な情報を提供しやすく、また棚の整理や鮮度チェックの際には特にどの野菜・果物を注意してみるべきかが分かっているからです。

力仕事が得意な人

スーパーの青果部門では、箱詰めされた野菜や果物の運搬といった力仕事が頻繁に行われます。

重い荷物を扱うことが多いため、力仕事が得意な人には特に適しているでしょう。

整理整頓が得意な人

青果の見栄えを良く保つためには、売り場自体が清潔であること、そして棚や作業台の整理整頓が不可欠です。整理整頓が得意な人は、野菜・果物を適切に配置し、見た目が整った売り場を作ることができるでしょう。

スーパーの青果バイトの面接でよく聞かれる質問4選

ここまでの内容で、「スーパーの青果バイトにチャレンジしてみよう…！」と思った人は、バイト面接でよく聞かれる質問の回答についても準備しておくとよいでしょう。

スーパーの青果バイトの面接でよく聞かれる質問は、以下①～④の4点です。

回答例も紹介しますので、あなたなりの回答を用意する際に参考にしてみてください。

よく聞かれる質問①「応募理由をお聞かせください」

なぜスーパーの青果バイトに応募したのかという志望動機を確認する質問です。

基本、正直に答えて問題ないでしょう。

印象の良さを上げていきたい人は、スーパーの青果バイトは食品を扱うため、「料理が好き」「衛生管理にきちんと気を遣える」などのPRと合わせて志望動機を伝手るのがおすすめです。

「応募理由をお聞かせください」の回答例

このスーパーで働きたいと思った主な理由は、まず家から非常に近いことです。
また、私は料理が趣味で、実は以前からよくこの店で食材を購入していました。

鮮度や品揃えにいつも満足しておりまして、働くならぜひこのような環境でと考えておりました。

よく聞かれる質問②「週にどのくらい勤務できますか」

どのくらいのペースでシフトに入ってくれるかを確認する質問です。

前もって希望する曜日と時間帯を検討しておきましょう。

スーパーのバイト求人は多くの場合、朝シフト・昼シフト・夕方（夜）シフトに分かれます（8時間勤務の場合は、2つ分のシフトを連続して勤務します）。

求人情報に具体的なシフトの時間帯を記載しているスーパーも多いですので、事前にチェックしておきましょう。

「週にどのくらいシフトに入れますか」の回答例

私は週に3日、月曜日、水曜日、金曜日の11時から17時までの時間帯でシフトに入ることが可能です。
求人情報にありました「昼シフト（11:00～16:00）」での勤務を希望します。

よく聞かれる質問③「これまで接客業務のバイト経験はありますか」

適切なビジネスコミュニケーションができるかを確認する質問です。

スーパーの青果バイトもお客様から質問を受けるケースはふんだんに発生するため、店舗への印象を損なわない対応をとれるスタッフを優遇します。

接客経験のある人やコミュニケーション力に自信のある人は積極的にアピールするとよいでしょう。

「接客業務のバイト経験はありますか」の回答例

はい、半年前まで、喫茶店でのアルバイト経験があります。
主にランチタイムの時間帯に働いており、忙しい中での効率的な作業と、お客様との適度なコミュニケーションをおこなうことを大切にしておりました。

数名のお客様からは名前を覚えていただき、また「対応がよい」とご評価いただいた経験があります。

よく聞かれる質問④「重い荷物を運んだりと力仕事も多いですが、大丈夫ですか」

さきにお伝えしたとおり、スーパーの青果バイトは重い荷物を運ぶ機会も多く、筋力や体力も相応に使う仕事です。

バイト経験者からは、「固いカボチャをカットする際も、結構筋力を使った」という話もありました。

「重い荷物を運んだりと力仕事も多いですが、大丈夫ですか」の質問は、仕事内容に対して適性があるかどうかの確認です。

この場合は、問題ない旨を簡潔に伝えるのがよいでしょう。
（「問題あり」と感じる場合は、そもそもあなたの「スーパーの青果バイトをしよう」という判断が適切でない可能性があります。）

「重い荷物を運んだりと力仕事も多いですが、大丈夫ですか」の回答例

はい、大丈夫です。普段から定期的に運動をしており、一般的な体力や筋力に自信があります。

野菜・果物の運搬などの作業も、効率的にこなせると考えています。

スーパーの青果バイト経験者による評判

最後に、スーパーの青果バイトを経験した仕事の感想・評判について見ていきましょう。

どのコメントも、バイト始めたての際にどんな点に注意すべきかのアドバイスも含まれています。

スーパーの青果バイトのイメージトレーニングにもきっと役立ちますので、ぜひチェックしてみてください。

最初のうちはメモが肝心

基本は単純作業が多くなります。袋に詰めたり、野菜にラップを巻いたり、陳列したり、比較的簡単な作業が多いですが多くの数をこなさないといけません。

最初はジャガイモなどの袋詰め、次にラップで野菜を包む、慣れてくれば商品の陳列と徐々に仕事の内容が広がります。

鮮魚、精肉などよりは比較的作業は簡単です。

誰でもできるとは言いませんが、まあ大丈夫と思いますよ。複雑な調理などもありませんから。

最初はφ(..)メモする。これが一番。

どんなことでもメモする。そういう姿勢が多少のミスでも、教えてくれる先輩からしてみれば前向きに見えますし、フォローしてくれると思います。

Yahoo!知恵袋

スーパーの青果バイトは、ひとつひとつの業務内容はシンプルでありつつもその種類自体は多いです。

そのため、上のコメントにあるとおり「最初はメモをする」など、一度言われたことを忘れないようにする工夫が大切です。

また、はじめたての際は先輩スタッフからのフォローを適切に受けられるよう、関係構築も意識しておくのがよいでしょう。

お客様とのコミュニケーションを「楽しむ」姿勢

 イオングループの西友で働いていた時は「青果」担当でした。

袋詰め、カット、ラップ、陳列が主な仕事です。

カット、ラップは手が上手に使えないので周りの方にやっていただきましたが、それ以外はこなしました。

名古屋の「御器所」の店舗は夕食の買い出しに来る主婦が多くて、”尻圧”に負けて補充・陳列させてもらえないほど混雑する時もありました(笑)

でも、料理の話になると話題は尽きないもので、５分、１０分は手を動かしながら世間話をしていたこともしょっちゅうです。

そういう状況でもお客様とのコミュニケーションを大切にする店舗だったから、とても楽しく働かせてもらいました。

Yahoo!知恵袋

筆者も学生時代にスーパーでのバイト経験がありますが、お客様から前向きな反応を頂けるようになったあたりから「このバイトは楽しい」と思えるようになりました。

上のコメントにも見られる「お客様とのコミュニケーションを大切にする」スーパーは多いといいます。

接客としてのコミュニケーション自体を楽しめる人は、スーパーのバイトに向いているでしょう。

青果部門は、スピードと確実性が問われる

基本的には品だし、商品加工です。

品出しは大体、先入れ先出しです。（古いのからだしていく、店によっては古い商品をアニキと言います）

商品加工は野菜であれば、白菜、カボチャのカットやカット野菜です・・・

果物はスイカ、パイナップル、店によっては簡単な盛り合わせなどを作ったりします・・・

自分のスーパーではレジが混むとレジ応援の放送がなって各部門一人ずつレジに行くようになってました。

接客はどの部門にいってもあることです。

青果であれば商品の最盛期、衰退期の説明や、食べごろ、食べ方など聞いてくるお客さんは多いです。

自分のスーパーでは1000から引き算をするというのをやってましたよ～！！

どの部門でもあたりまえなのですが、

青果は一番商品の点数が回転する部門です。（売れない店でも3000点、売れる店だと10000点以上）

なのでスピードと確実性が問われる部門だと自分は思います。

Yahoo!知恵袋

青果部門はスーパーのなかでも特に商品の回転が早い部門です。

そのため、パート・アルバイトの人も相応の業務スピードを求められるでしょう。

限られた時間内で業務を効率的かつ正確におこなう遂行力が、青果バイトに求められます。

慣れれば楽な仕事

青果店でバイトしてました。

商品（お野菜や果物）の品だしと陳列。大根やキャベツとかの半分カット。

きゅうりとかの袋詰めとかもやりました。トマトのラップとかもやりました。

あと慣れてくると見切り品の値段付けとかも。

お野菜って重いので結構力仕事ですよ。

スーパーはそこまで大変じゃないと思います。（でもいい肉体労働かも）

Yahoo!知恵袋

スーパーの青果バイトを体験した人たちからのコメントで多く見られたのが、「慣れれば楽な仕事」という意見です。

上のコメントのように、最初は大変だった力仕事も、慣れてくると「いい運動」と変わることもあるでしょう。

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まとめ

スーパーの青果バイトの仕事内容、大変なこと・楽なこと、面接でよく聞かれること、評判について紹介しました。

ネット上で「イジメにあった」「意地悪なスタッフがいた」といったネガティブなコメントがあるのは事実ですが、スーパーの青果バイトは総じて「慣れれば楽」「楽しい」という意見・感想が多いです。

野菜・果物という身近な商品を扱うこともあり、日常生活に役立つ知識や技術を学べる機会も少なくないでしょう。

この記事を読んで、「スーパーの青果バイト、もしかしたら自分に合ってるかも…」と思った人は、ぜひチャレンジしてみてください。