派遣会社と雇用契約の期間の定めがなく正社員の雇用形態に近い「無期雇用派遣」。
期間の定めがないため安定して働き続けられことに加え、正社員ほどの責任感が必要ないことから、新しい働き方として若い世代から支持を集めています。
しかし、ネットやSNS上では「無期雇用派遣は後悔する」という意見が多く見られます。
無期雇用派遣が「後悔する」と言われる理由には、どのようなものがあるのでしょうか?
この記事では、無期雇用派遣と正社員との違いや、後悔する理由をはじめ、絶対にやめたほうがいい無期雇用派遣会社の特徴を紹介します。
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「無期雇用派遣」と「正社員」の違い
正社員と無期雇用派遣の大きな違いは「雇用元」です。
正社員と無期雇用派遣はどちらも雇用期間に定めがなく、月給制であり正当な理由なく解雇できないという共通点がありますが雇用元は異なります。
無期雇用派遣の雇用元は派遣会社ですが正社員の場合は就業先の企業です。
そして、正社員は就業先企業の労働条件に従い、無期雇用派遣は派遣会社の労働条件に従い働く必要があるため、労働条件や福利厚生が異なります。
- 雇用形態と契約期間が違う
- 給与制度が違う
- 退職金制度が違う
- キャリアと昇進が違う
- 年間休日日数が違う
つまり、無期雇用派遣は正社員と同様に長期雇用が保障されている一方で、労働条件面では雇用先が異なるため労働条件や福利厚生に違いが生まれます。
ここからは具体的に「無期雇用派遣」と「正社員」にはどのような違いがあるのかを解説していきます。
雇用形態と契約期間が違う
まずは「無期雇用派遣」と「正社員」の雇用形態と契約期間の違いから解説します。
無期雇用派遣 | 正社員 | |
---|---|---|
雇用形態 | 派遣会社と契約 | 就業先の企業と雇用 |
契約期間 | 派遣会社と無期限の雇用契約を結ぶ(プロジェクトが終われば異動) | 就業先の企業と無期限の雇用契約を結ぶ (基本的に同じ会社内で働く) |
就業先 | 就業先は派遣先の企業 | 就業先と雇用元が同じ |
無期雇用派遣の場合は、派遣会社から無期限で雇用されていますが、実際に就労する場所は派遣先の企業になります。
一方、正社員は就業先の企業から直接無期限で雇用されているため、雇用元と就業先が同じです。
契約期間自体は無期限で変わりませんが、雇用形態と雇用元が異なるのが大きな違いです。
この違いにより、労働条件など「無期雇用派遣」と「正社員」に違いが生まれます。
給与制度が違う
「無期雇用派遣」と「正社員」の給与制度は支給額以外にも違いがあります。
どちらも正社員という雇用形態ですが、違いがあるのでそれぞれ確認しておきましょう。
無期雇用派遣 | 正社員 | |
---|---|---|
給与支払元 | 給与は派遣会社から支払われる | 給与は就業先の企業から支払われる |
給与水準 | 給与水準は派遣会社の賃金テーブルによる | 給与水準は就業先企業の賃金規定による |
賞与 | 賞与は派遣会社からの支給となる(支給されない場合もある) | 賞与は就業先企業からの支給(業績次第) |
無期雇用派遣の場合、給与や賞与は実際に働く現場の企業ではなく、雇用主である派遣会社から支払われ、賃金水準も派遣会社の基準に従います。
一方、正社員は給与・賞与ともに実際に勤務する企業から支払われ、その企業の賃金規定に沿った水準となります。
このように給与や賞与、賃金決定基準が異なり、一般的に正社員の方が手厚い待遇を受けられる傾向にあります。
退職金制度が違う
退職金についても「無期雇用派遣」と「正社員」では待遇が異なります。
今後年金制度が改悪されることを考えると、老後の資金不足解消のためにも退職金は大きな資金源です。
しっかりと違いを把握し、老後のライフプランを立てましょう。
無期雇用派遣 | 正社員 | |
---|---|---|
退職金の 有無 | 退職金は派遣会社の就業規則に従う。 全く支給しない派遣会社もある | 退職金は雇用企業の就業規則に基づいて支給され、勤続年数に応じた一定の金額が支給されるのが一般的 |
金額 | 支給される場合も、正社員に比べて金額は一般的に低い | 企業により退職金の金額や計算方法は異なるが、基本的に手厚い |
支給元 | 派遣先企業からの退職金はない | 雇用企業からの退職一時金を受け取れる場合が多い |
無期雇用派遣の場合、退職金の有無や金額は派遣会社次第であり、支給されないケースも多くあります。
一方で、正社員は原則として勤続年数に応じた退職金を雇用企業から受け取れる場合が多いです。
退職金は長年の勤続に対する恩返しの意味合いが強いため、無期雇用派遣の立場では十分な退職金を受け取れないケースがあり、この点が正社員との大きな違いとなっています。
しかし、近年は退職金の額が減ったり支給を取りやめる企業も増えてきているので「退職金」に関しては「無期雇用派遣」と「正社員」で違いが小さくなってきていると言えます。
参考:退職金は減少傾向、昨年2037万円 大卒・大学院卒35年以上勤務
キャリアと昇進が違う
「無期雇用派遣」と「正社員」にはキャリア形成や昇進でも大きな違いがあります。
これらの要素は将来的な給料の違いに繋がるためしっかり把握しておきましょう。
無期雇用派遣 | 正社員 | |
---|---|---|
キャリア形成 | 派遣会社内での昇進に限定される | 雇用企業内での育成が基本 |
昇進 | 派遣先企業での昇進は基本的にない | 雇用企業内での昇進・昇格のチャンスがある |
異動 | 異動は派遣会社による配置転換 | 部署異動等を通じた計画的な人材育成 |
スキルアップ | スキルアップは自己啓発に委ねられる | 雇用企業による研修等の機会が用意されている場合が多い |
無期雇用派遣の場合、キャリアアップの機会は派遣会社内に限られ、派遣先企業での昇進は難しいですが、正社員は雇用企業内でキャリア形成を行え、昇進や幅広い人材育成が期待できます。
また、無期雇用派遣には法律で「キャリア形成支援制度」の整備が義務付けられていますが、スキルアップするためには制度を自分自身で計画的に利用しなければなりません。
一方で、正社員は研修などの機会が用意されている場合が多く、キャリア形成の機会に大きな差があります。
福利厚生が違う
「無期雇用派遣」と「正社員」は雇用主が違うため、同じ職場で働いていても福利厚生は全く違うものになります。
無期雇用派遣 | 正社員 | |
---|---|---|
適用される 福利厚生 | 派遣会社のものが適用され、派遣先企業の福利厚生は原則として受けられない | 雇用企業のものが適用され、雇用企業の運動施設や保養所などが利用可能 |
社会保険 | 健康保険、厚生年金などの社会保険に加入 | 健康保険、厚生年金など社会保険に加入 |
手当 | 企業年金、住宅手当、従業員割引などは派遣会社次第 | 企業年金、住宅手当、従業員割引など企業独自の制度を受けられる |
無期雇用派遣の場合は派遣会社の福利厚生が適用され、派遣先企業の福利厚生は原則受けられません。
一方、正社員は雇用企業の充実した福利厚生を受けられる場合が多いです。
特に企業年金や住宅手当、従業員割引などの企業独自の制度が手厚いケースが多く、正社員の方が恩恵を受けやすいです。
また、レクリエーション施設の利用などの福利厚生も正社員の方が利用できる幅が広い傾向にあります。
一方、無期雇用派遣の場合も健康保険、厚生年金などの社会保険への加入はほとんどの企業で導入されています。
年間休日日数が違う
最後に「無期雇用派遣」と「正社員」の年間休日の違いについて解説します。
働き方改革が推進され「年間休日日数」は給料と並び重要な要素です。
プライベートを充実させたい方は違いをしっかり理解して自分に合った働き方を選択しましょう。
無期雇用派遣 | 正社員 | |
---|---|---|
従う規定 | 年間休日数は派遣会社の就業規則に従うため、派遣先企業の年間休日カレンダーは適用されない | 年間休日数は雇用企業の就業規則が適応され雇用企業の年間休日カレンダーに従う |
休日日数 | 法定の年次有給休暇(年10日〜20日)は最低限付与されるが、それ以上は派遣会社次第 | 法定の年次有給休暇に加え、企業で更に別途付与される場合が多い |
祝日など | 祝日や年末年始休暇など特別休暇は、派遣会社の扱いによる | 祝日、年末年始、慶弔休暇など企業で定められた特別休暇を取得可能 |
無期雇用派遣の場合、年間休日は派遣会社の就業規則によって決まり、法定の年次有給休暇以外に手厚い休暇を得られるかは派遣会社次第です。
一方、正社員は雇用企業の規程に従い、年次有給休暇以外にも様々な休暇を取得できます。
また、無期雇用派遣は派遣先の年間休日カレンダーは適用されませんが、正社員は雇用企業の休日カレンダーに従うため、年間休日の種類と日数で違いがあります。
無期雇用派遣で働いたら「後悔する」5つの理由
ここでは無期雇用派遣で働いたら「後悔する」理由を5つ紹介します。
- 待遇が良くない
- スキルアップが難しい
- 配属先が決まらないと給料が減る
- 退職が「自己都合退職」になりやすい
- 契約更新しないが選択しづらい
あらかじめ知っておかないと後悔する可能性が高いのでしっかり確認しておきましょう。
待遇が良くない
無期雇用派遣は正社員と比べると、賃金や福利厚生面の待遇面が良くない場合が多いです。
- 賃金: 無期雇用派遣の賃金は一般的に正社員より低く設定されており、ボーナスも役職や業績に応じた額ではなく、低額か支給されないケースが多い。
- 福利厚生: 企業年金、住宅手当、病気休暇など、正社員が受けられる福利厚生を無期雇用派遣は制限があったり受けられないことが多い。
- キャリア形成: 無期雇用派遣では派遣先企業での昇進は難しく、キャリアアップの機会は派遣会社内に限られる。
雇用の安定性と待遇格差の問題を踏まえ、近年は無期雇用派遣の処遇改善についての取り組みが増えていますが、待遇面での違いから無期雇用派遣は「同一労働同一賃金」の観点で問題視されることもあり、正社員登用を希望する方が多いです。
とはいえ、無期雇用派遣は長期雇用が保障されている点では正社員に近い立場でもあるので、責任感の少ない仕事をしたい方からは一定数の支持があります。
スキルアップが難しい
無期雇用派遣は、派遣先が短期間で変わる可能性があるためスキルアップが難しいです。
頻繁に職場が変わると、その都度業務内容を1から学び直す必要があるため、ある程度スキルを身につけた頃には、次の派遣先への異動というサイクルが繰り返されるので専門性を深く身につけづらくなります。
また、派遣先によって必要なスキルは常に変わるため、自身で勉強しスキルアップする必要がありますが、無期雇用派遣にははっきりとしたキャリアパスが設けられていないことが多く、モチベーション維持が難しいです。
このように、無期雇用派遣は長期在籍が難しく、派遣先が変わる度にスキルを一から身につける必要があり、加えてキャリアパスの不透明さからモチベーション低下も起こりやすいため、スキルアップが難しい傾向にあります。
一方で、正社員の場合は企業による計画的な人材育成を受けられるメリットがあるため、給料UP、昇進を目指したい方は正社員での雇用を目指すのがおすすめです。
配属先が決まらないと給料が減る
無期雇用派遣では、プロジェクトが終了すると派遣先が変わる場合がほとんどです。
その際、すぐに次の派遣先が決まらない場合、「待機期間」となり、給与が6〜8割程度に減額される可能性があります。
具体的な減額割合は派遣会社との契約や就業規則によって異なるため、待機期間の長さは不明確で、収入の減少に対する不安が付きまとうため、契約前にしっかり待機期間中についての待遇は確認しておきましょう。
一方で、待機期間はスキルアップのチャンスでもあります。給料アップにつながる資格取得など、自身のキャリア形成を見直す良い機会です。
ただし、自発的な行動が難しい人にとっては、単に収入が減る苦しい期間となってしまいます。
また、待機期間のデメリットを小さくするには、前向きにスキルアップを図ることや、収入の変動に備えた生活設計や貯蓄が大切です。
退職が「自己都合退職」になりやすい
無期雇用派遣の場合、退職理由がほとんど「自己都合退職」と見なされてしまいます。
勤務条件に納得できなくても、会社側ではなく個人の責任とされるためです。
例えば、希望と異なる勤務時間や曜日の仕事を断った場合、派遣会社は仕事を紹介したにもかかわらずあなたが断ったので、それが「自己都合」と判断されます。
このため希望しない条件であっても仕事を続けなければならない状況が発生し、モチベーション低下に繋がる恐れがあります。
また、自己都合退職か会社都合退職かでは、失業保険の受給開始時期や受給期間が変わってくるため、無期雇用派遣の場合は受給開始が遅くなり、期間も短くなることが多いです。
無期雇用派遣は就業中の待遇だけでなく、退職時のリスクも事前に把握し、失業保険の影響も考慮した上で、キャリアプランを立てる必要があります。
契約更新しないが選択しづらい
無期雇用派遣の場合、有期雇用派遣とは異なり、派遣先企業が合わなくても基本的に「更新なし」を選べません。
無期雇用派遣では派遣会社との雇用関係が無期限で続くため、配属先の選択権は派遣会社にあるからです。
つまり、派遣先が合わなくても、更新しないといった選択は基本的にできず、派遣会社の指示に従う必要があります。
単に自分の希望を押し付けるだけでは「わがまま」と受け止められかねないのです。
希望通りの派遣先でない場合は、なぜ駄目だったのかを具体的に整理し記録しておくことで次の派遣先の決定では考慮してもらえるかもしれません。
無期雇用の場合は長期間の雇用となるため、派遣会社との信頼関係が何より大切です。
無期雇用派遣として働いている人の声
ここでは実際に無期雇用派遣として働いている人の声をいくつか紹介します。
働いている生の人の声を知ると働き始めてからのギャップを小さくできますよ。
- 給料少なく賞与や退職金がない
- 昇給がない
- 残業代が固定
- 契約社員の方が給料が良かった
- 仕事を断れない
- 待機期間がつらい
無期雇用で工場で働いているけど、全くメリットは無いよ!
ボーナスも昇給ももちろん無い
本当に小泉竹中を恨む!
ガールズちゃんねる
正社員と同じ仕事をしてるけど、ボーナスも昇給も一切なし。いいところなし。これなら、契約派遣の方が働き方も選べるし良かった。
ガールズちゃんねる
派遣会社の正社員だけどボーナス退職金ないところがほとんどじゃないかな
ガールズちゃんねる
3年契約の派遣から期限無しの契約社員になった人いたけど、ボーナスは出るけど残業代もつかなくて固定給でトータル3年契約の派遣のほうが給与良かったと言ってた。
その割に仕事は激務になったと。
3年経ってまた1から仕事も人間関係も面倒だけど、どっちがいいんだろ…と私も思ってます。
ガールズちゃんねる
無期雇用で働いてるけど一応ボーナスはある。でも退職金はない。それと正社員のように出世はしない。一生ヒラ
ガールズちゃんねる
以前、大手派遣会社で事務をしていました。
技術者の無期雇用の方の担当をしていましたが、自分は無期雇用はおススメしないです。
普通の派遣の方がまだマシと、無期雇用の話を蹴る方も大勢いらっしゃいます。
派遣会社によって細かいルールはやはり違いますが、片道2時間くらいの通勤だったら引っ越しにならない可能性が高いです。
明日からこの会社へ行けと言われたら断る事もできません。
次の仕事が決まるまでの間は6割程お給料が保証されますが、いつまでも派遣会社が優しく守ってくれる訳がありません。今は特に紹介できる仕事も激減してますから。
以前は派遣会社に来てもらってお手伝いして頂いたり、研修を受けてもらってそれでお給料を出していましたが、それもほとんど無くなりました。
多少の福利厚生はありますが本当に微々たるものなので、あまり期待しない方が良いです。
ガールズちゃんねる
無期雇用派遣で働いている人の声では特に給料や賞与に関する否定的な声が多かったです。
絶対にやめたほうがいい無期雇用派遣会社の5つの特徴
絶対にやめたほうがいい無期雇用派遣会社の特徴としては、下記の様なものが挙げられます。
- そもそも派遣事業者免許を保有していない
- 過去に不祥事や事件を起こしている
- 中小の派遣会社なのに求人数が異常に多い
- 求人数が少なすぎる
- 福利厚生や有休制度が整備されていない
5つの特徴をそれぞれ順番に解説していきましょう。
そもそも派遣事業者免許を保有していない
労働者派遣事業を運営するには法的な許可が必須なため、評判の悪い派遣会社の特徴の1つとして、免許を取得していないケースがあります。
厚生労働省は、労働者派遣事業を営む事業者に対して「労働者派遣事業の許可」を交付しており、この許可は労働者の権利を守り、公正な雇用環境を確保するために設けられた制度です。
許可の要件を満たした事業者には、労働者派遣事業許可番号が付与され、厚生労働省の「許可・届出事業所の検索」ページで確認できます。
許可を受けていない派遣会社は、法令を無視した違法な事業運営を行っている可能性や、労働者の権利が守られない恐れがあります。
そのため許可番号の確認を行い、適切な派遣会社を選ぶことが大切です。
過去に不祥事や事件を起こしている
人材派遣会社の信頼性を判断する上で、過去の不祥事や行政処分の有無にも注意を払う必要があります。
派遣事業者が法令違反をした場合、厚生労働省から事業停止などの処分を受けることがあり、こうした処分を科されている派遣会社は、何らかの問題がある可能性が高いです。
かつて大手派遣会社だった「グッドウィル」は、違法行為が原因で2008年1月から2か月間の事業停止処分を受けました。
参考:グッドウィルの廃業に伴う、労働者の生活安定支援策と 労働者派遣法の抜本的な見直しを求める会長声明
この事件がきっかけで経営が行き詰まり最終的に廃業に追い込まれています。
過去に不祥事を起こしたり処分を受けたりした経緯がある派遣会社は、求人内容や労働条件など、様々な面で問題がある可能性が高いです。
登録しようとしている派遣会社が過去に問題を起こしていないか調べ、信頼できる健全な会社を選びましょう。
中小の派遣会社なのに求人数が異常に多い
中小の人材派遣会社が掲載する求人数が異常に多い場合は注意が必要です。
一般的に大手派遣会社ほど多くの求人を抱えていますが、中小規模の会社で数万件もの求人があれば、疑念を持つべきでしょう。
そのような過剰な求人の中には、実際には存在しない「空求人」や、単に求職者の関心を引くための「釣り求人」が含まれている可能性が高いです。
悪質な派遣会社は、そうした虚偽の求人を掲載することで、自社をより魅力的に見せかけようとしています。
また、そのような悪徳人材派遣会社は同じ求人をずっと掲載している傾向もあるので注意しましょう。
求人数が少なすぎる
求人数が少なすぎる派遣会社にも注意が必要です。
分野を絞っている等の理由で求人数が少ない会社もありますが、求人の選択肢が限られてしまうデメリットがあります。
求人数が少なければ希望に合った求人を見つけられる可能性が低く、多くの時間を費やしても、結局は希望する求人に出会えないリスクや、ブラック企業の求人や人気のない企業の求人に当たる可能性が高くなります。
求職活動において、自分の条件に合った求人に出会えるかどうかは非常に重要です。
そのため、求人数が十分にある派遣会社を選びましょう。
冒頭の紹介と重複しますが、こちらはオフィスワークに特化した大手派遣会社です。
信頼と実績がある大手派遣会社で「高時給」「求人数が豊富」「専任担当者のサポートが手厚い」といった特徴があります。
冒頭の重複になりますが、下記は「即働ける」「寮費無料」「高収入」の工場・製造業専門の派遣会社・求人サイトです。
「入社特典○○万円」「家電付き寮無料」と待遇が良い求人も多数掲載しているので、ご参考にしてみてください。
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まとめ
「無期雇用派遣を選ぶと後悔する。」
こうした声の背景には、無期雇用派遣の「待遇が良くない」、「スキルアップが難しい」、「配属先が決まらないと給料が減る」などのデメリット・注意点があります。
一方で「責任感が少ない」、「働き方の自由度が高い」など正社員型の雇用にはないメリットが魅力的です。
しかし、無期雇用派遣会社には悪徳な業者が多く過去に問題を起こし、倒産した企業があるのも事実です。
- そもそも免許を保有していない
- 過去に不祥事や事件を起こしている
- 中小の派遣会社なのに求人数が異常に多い
- 求人数が少なすぎる
- 福利厚生や有休制度が整備されていない
今回の記事を読んで無期雇用派遣に興味がでた方は、上記の注意点を参考に良い派遣会社を選ぶようにしましょう。
また、大手派遣会社には「高時給な求人」が多数紹介されており、1人1人に専任担当がつくので手厚いサポートも受けられます。
完全無料で利用できるので、気になる方は、大手派遣会社に登録して相談だけでもしてくださいね。